――某日、新戸探偵事務所。
探偵士としてここに勤める二階堂千秋は、
上司である新戸真里香にこき使われる日々を送っていた。

そんな中、新戸が唐突に切り出した言葉。

「鍋……食べたいわよね？」

所長好みの鍋を作るべく奔走する千秋と藤田。
試練の果てに彼女が作り上げた至高の鍋とは――。

●事実探偵士とは 増え続ける犯罪に対応しきれず、1,15事件を引き起こしてしまった警察組織。 その現状に対する苦肉の策として国が打ち出した政策が「事実探偵士」という国家資格である。 この資格を取得するためには、国が指定した探偵養成学校で4年間の教育を受けなければならない。 無論、名称・業務独占。これにより世の中から「私立探偵」という肩書きは消え去ったのである。

●探偵学校 卒業難易度はかなり高い。最初の2年の座学を突破できても、残り2年の事務所での実地訓練を突破できるものは数少ないと言われている。 卒業できなかったものは「准探偵士」となり、探偵事務所での事務、 その他雑務をこなすことしかできない資格を所持することとなる。無論、開業はできない。

企画：空想科学研究所（SFL）		二階堂千秋：杏都りこ
原案・脚本：INORI		藤田義次：結城陽
編集：とうごうぅ、結崎有理		新戸真里香：結崎有理
BGM作曲：A.SAKA		グルメリポーター：松風
デザイン：chicmeat
ロゴ：来宮りお
イラスト：塩間