――9月8日、新戸探偵事務所。
探偵士としてここに勤める二階堂千秋は、
今日も上司である新戸真里香にこき使われる日々を送っていた。
そんな中、事務所の扉を叩く音が響き渡る。
「私の冤罪を……晴らしていただきたいのです」
逆境に追い込まれた依頼人の冤罪を晴らすため奔走する千秋。
導き出された真実の果てに彼女が出した答えとは――。